結局HSPって何?どうしたらいい?旅好き心理士が深く考えてみた

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どうも、さくらです。

HSPって、最近よく聞くワードですよね。

HSPとはHighlySensitivePersonの略で、いわゆる繊細さんと言われる人のことです。

HSPは最近出てきた言葉で、芸能人が自分はHSPであることを公表したり、
たくさんのブロガーさんがHSPについて書いていたりしています。

この記事にたどり着いたあなたも、HSPについて気になっているのかもしれません。

私、さくらは心理の資格を持ち、心理職として働いています。

HSPという言葉が出てきて、「繊細さん」と呼ばれ、あちこちで話題になっているので気になり、特徴について色々調べました。

今まで仕事で関わってきた人に似ているな…とか
何ならこれ、自分にもあてはまりそうやな…とか

色んなサイトでHSPについて紹介されていたりしているものの、しっかり調べたことがなかったので色んな気づきがありました。


試しに色んなサイトでセルフチェックをしたところ、HSP傾向が強く出たわけではありませんが、見事にHSEにあてはまりました。笑


HSEについてはコチラの記事も合わせてお読みください♪

【HSP診断】旅行好き心理士がHSEの3つの特徴を解説してみた

この記事では、HSPという概念が出てきてから色々調べてみて、思ったこと、考えたことをまとめました!

一見旅行に関係ないように見えますが、私自身HSPであり、HSPのことを知れば知るほど、旅行について不安に感じることもありながら、HSPだからこそ旅を楽しめることも実感しています。

このブログでもたくさんHSP、繊細という言葉が出てきますので、この記事で改めて深く考えてみます!

この記事はこんな人におすすめ♪

・HSPについて気になる人

・自分はHSPだと思う人

・HSPでつらいと感じている人

HSPという性格

Jill WellingtonによるPixabayからの画像

HSPは病名ではなく、ただの性格です。


色んな繊細さんについての本やサイトを見たりしながら、なーんかもやもやする私。


仕事で発達の偏りのあるお子さんと関わっている時に、そうか!と思いつきました。

HSPという言葉が一人歩きし、HSPがまるで病気であるかのように見えることにもやもやしていたのです。


決してすべての本やサイトがそうと言っているわけではありません。

繊細さんの素敵なところが書いてあったり、救われるような言葉が書いてあるものもたくさん。


ですが、HSPだからつらい、という認識が広がっているような気がしてならないのです。


自閉症や発達障害などには、スペクトラム(spectrum)という考え方があります。

スペクトラムの意味自体は、「あいまいな境界をもちながら連続していること」です。

簡単に言うと、「障害」とひとことで言っても程度は様々で、障害と言われている特徴は、どんな人にも多かれ少なかれあてはまりますよ、という考え方です。


極端なことを言えばなんでもスペクトラムだと私は思います。

穏やかな性格、とか、優しい、とか、その程度やそれによって起こることは人によって全然違うはずです。

人は誰一人として同じ人はいなくって、ひとりひとりが色んな性格を持ち合わせていますよね。

でも似たような性格の人のことを説明したり、違いをより理解しやすくしたりするために、便宜的に「穏やか」「優しい」などの言葉をあてはめて使います。


HSPもその言葉のひとつだと私は考えています。

ただ、その人の性格を表すのに「HSP」がぴったり、というだけなのです。

HSPだけでなく、よく発達障害などについて、発達障害、だから、つらいと捉えられることがあります。

この捉え方だと、「発達障害」が、その人がつらい理由になっています。


でもそれだと、なんの解決にもなりません

それは特徴であり、すぐに変えることは難しいからです。

発達障害があるからつらい、のではなく、発達障害によって起こることがつらいんです。


HSPも同じ。

HSP、だから、つらいのではなく、HSPという性格の特徴によって起こることがつらいんです。


病気は、それ自体がつらいです。

病気でさえも受け入れなければならない人もいて、それはとってもつらいことだと思います。

でも、性格はそれ自体がつらいなんてことがあったら悲しいと私は思います。

HSPという性格は、たしかにつらさ、生きづらさにつながることが多いです。
何でも敏感に感じ取ることは疲れてしまいます。

でも、だからといって非HSPの人がつらいことがない、という訳ではないですよね。

「HSPあるある」などで紹介される特徴は、たしかにHSPの特徴をよく表しています。

でも、中には非HSPの人もあてはまる場合があります。
大きな音が苦手とか、メールや電話が苦手、とかとか…

それは、HSPも性格を表す言葉のひとつで、スペクトラムだからです。
誰しもが、多かれ少なかれHSPの特徴を持っています。

ただ、HSPの場合は今までぴったりくる言葉がなかった性格なんです。

自分でも知らない自分の性格を知った時、人は気持ちが楽になることがあります。

なので、セルフチェックで自分はHSPだとわかると、安心したりします。

HSPという性格

・HSPは病名ではなく性格

・性格がつらいのではなく、性格によって起こることがつらい


性格を知って、環境を整える

TessaMannonenによるPixabayからの画像

冒頭で、私、さくらはHSEだと書きました。

HSEとひとことに言っても、やっぱりスペクトラムなので色んな要素を含んでいます。

HSPのセルフチェックをして、改めて自分で自分のことを分析すると、色々発見がありました。


HSPには色んな分類があるようです。

とにかく刺激に対して敏感なHSP
繊細ながら刺激を求めるタイプのHSS型HSP、
社交的かつ繊細なタイプのHSE、
社交的かつ繊細かつ刺激を求めるタイプのHSS型HSE…

さくら
さくら

わけわからーん!!!


ってなりません?笑

テストに出るなら覚えなあきまへんが、覚える必要は全くありまへん。笑


色々調べているとパニックになりそうになりますが、色々調べる中で、なんだか気になった言葉や、自分にあてはまるなと思った部分だけ拾えばおっけーです。


私の場合は、HSPは中程度、HSE傾向がとても強く出ていて、ちょっとだけHSSの気質も持ち合わせている。
というセルフチェックの結果でした。

で、パニックになりそうになりながら型にあてはめると、どうやらHSEらしい、となりました。

あてはめてみてから、別にあてはめなくても、特徴がわかったことがよかったなと思いました。

上の結果をかみくだいてみると、私の性格は、繊細な部分をまあまあ持ち合わせているけれど基本的には社交的で、
調子によっては刺激を求めることがある、ということになります。

一度このように自分で言葉にしてみて、改めて自分の性格がわかった気がしました。

普段の生活で自分の性格について言葉にすることってなかなかないですよね。笑

でも、自分の性格を改めて言葉にすると、より自分についての理解が深まることがあります。


私の場合このセルフチェックをしてみて、たしかにそういうところあるなあと、色々思い返しました。


集団の中で部長などよくリーダーになり、それなりにこなすわりに、それがなぜかしんどかった

それは自分が繊細で色んなことを考えてしんどかったんやなあ…とか。

予定をつめまくって後から後悔するのは、調子のいい時の自分が予定をつめて、その後調子が悪くなった時には刺激が無理になってたんやなあ…とか。

さくら
さくら

予定が多いと考えることが多くなって、
刺激多いねん!ってパンクしてました。


HSPという概念を知って、色々調べてみたことで、自分がどういった時にどう感じるのかがよくわかり、自分が居心地のいい環境を作るのが上手になりました。

今では予定をつめすぎるのを控えたり、人と関わるときに自分がどう感じているかも大切にして関わるようになりました。

このようにHSPに限らず、自分がどんな時にどのように感じるのかを分析してみると、自分にとって居心地のいい環境を作りやすくなります。

分析、というと難しいように思うかもしれませんが、ちょっともやもやした時なんかに、自分が何をどう感じたか、ちょっと振り返ってみるだけでも分析になります。

紙に書いてみるとよりわかることもあります。

自分にとって居心地のいい環境を作ることができれば、一緒に住むパートナーや家族との関係や友達関係など、色んなことが整っていきやすいです。

性格を知って環境を整える

・自分の特徴について知ることが大切

・自分が感じたことを振り返り、自分にとっていい環境を作る


自分のことを理解して受け入れること

Yevheniia TsybulenkoによるPixabayからの画像

HSPの人に限らず、自分のことがよくわからず振り回されてしまう人って意外と多いんじゃないかなと思います。

いらいらしてしまったり、もやもやするなあという時は、たいてい理由があります。

でも、その理由がわからない、ということがあったりしませんか?


誰しもが何らかの生きづらさを多かれ少なかれ抱えていると思います。

でも、そんな中でも、なんだかきらきらして見える人っていますよね。
あの人、悩みなさそうでうらやましいなあ…とか。

そういう人が悩んでいないわけではないです。
もちろん実際に悩んでない、本当に天真爛漫な人もいるかもしれませんが。笑

くろ
くろ

まあごく一部やな



悩みがなさそうな人は、悩んでいないのではなく、悩んだ時の対処が上手なんです。

もしくは、悩んでいるけれど、隠すのが上手

なにかもやもやした時、その原因は必ず自分にあります。

決して自分が悪いということではありません。

自分の性格や考え方のひとつが、周りから何かを感じ取ってもやもやするんです。

でもその自分の性格や考え方についてわかっていなかったら、なんでもやもやするのかもわからないんですよね。


以前は私も、自分でもわからないもやもやが多くありました。

心理の仕事を志すようになり、自分のことについてよく考えるようになると、自分でもわからないもやもやが減っていきました。

上でも書きましたが、自分がどのような時にどんなことを感じるのか振り返ってみると、自分にとってどんなことが居心地がいいのか、悪いのかがわかるようになってきます。


なにかにもやもやした時、周りのせいだ!と思うことがあると思います。

でも、周りのせいにして周りを変えようとしても難しいですよね。

まずは自分がなんでもやもやするのか振り返ってみると、意外と自分でなんとか解決できたりします。


自分を理解した時、納得がいかない時があります。

たとえば繊細さんが、なんでこんなに繊細やねん!って思ったり。

さくら
さくら

なんで身長低いねん!

くろ
くろ

さくらの場合は食べへんかったからやな

さくら
さくら

…たしかに。


身長はさておき(笑)

性格ってなかなか変えられないですよね。
もちろん、環境や努力で少しずつ変化していくこともあります。

でも、楽しく生きるために、まずは今の自分を受け入れてあげることが大切だと私は思います。

これが結構難しかったりするんですが。


自分の特徴をよく理解する。

私はこういうところがあるから、こういうふうに行動した方がいいかな、と
自分にとって居心地のいい環境を作るようにしていくと、自分のことが受け入れていきやすくなります。

もちろん環境や時間の流れで変わるものでもあるので、自分はこう!と決めてしまうと今度はそれに縛られて身動きがとれなくなってしまいます。

自分はHSPだからしんどいんだ!と決めつけてしまうと、HSPが理由になっていて解決にならなくて、どんどん自分を受け入れられなくなっていきます。

HSPだからどんな時にどう感じやすいのか。じゃあどうしたら自分にとっていいのか。
常に自分がどう感じるのか具体的に振り返ることが大切です。


なかなか忙しくて自分のことばっかり考えてもいられませんが、いらいら、もやもやした時にちょっと振り返る時間をとってみたり。

日記をつけてみるのもいいかもしれません。

日記は毎日でなくても、書きたいな、と思った時に書いてみると、考えたこと、感じたことが文字になって、自分の理解が深まりやすくなります。

さくら
さくら

私は日記は毎日やと続かんかったから、
たまにめちゃくちゃ楽しかったこととか嫌やったことを書いたり、
本の感想とか書いたりするよ。



HSPって、たしかに生きづらさを抱えやすいですよね。
でも、自分のことを振り返る時、とっても深く考えることができることが強みだと思います。

日記なんかも、案外楽しく書けたり。
繊細だからこそ、素敵な発見がたくさんできるかもしれません。


と、HSPの私なので、HSPに肩入れをするような感じになってしまいましたが。笑


もちろんHSPの特徴があんまりない人はない人で、思い切った割り切りが得意だったり。

自分の得意な、自分の振り返り方をぜひ探してみてください♪

自分を理解して受け入れる

・自分のことについて知り、なんで悩むのかを考える

・自分にとっていい環境を作りながら、自分の特徴について受け入れていく

・日記など、自分の得意な自分の振り返り方を見つけよう!



いかがでしたでしょうか。


こんなHSPだからこそ、旅行は不安でいっぱいながらも、HSPにしか感じられない絶景のキレイさ、グルメのおいしさ、時間の充実度などがあると私は考えています。

日本一周で訪れた場所のレビューは、繊細だからこそ感じたことや視点をたっくさんつめこんでいます。

繊細さんな方は自分にあてはめながら、そんなに繊細じゃないなあと思う方は自分と比較しながら読んでみてくださいね!



このブログでは、知れば旅行がもっと楽しくなるマインドコラムや延べ日本一周で訪れた場所の詳細レビューなどを発信していますので、ぜひ他の記事も見て行ってください!


ほなまたね~🌸


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